片側だけひどい肩こりになるには理由があった
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肩こり改善のお役たち情報
基本的には両方の肩がこる。
一般的に肩こりは両方同時に起こります。
しかし、片側の肩のコリだけを訴える人もいます。
この肩こりは、肩がこっていると脳が錯覚しているだけで、本当はコリを感じる側の筋肉の疲労が原因なのです。
脳と筋肉の関係。
例えば、デスクワークで1日中パソコンを使っている人は、キーボードを打つ指やマウスをクリックする指の筋肉が疲労しています。
また、キーボードで文字を打つ時は腕を机から上げているので、腕の筋肉も使います。
まず腕の肘から下側の真ん中辺りまでは指の腱、その上から肘までが筋肉です。
指の疲労は、腕の腱の疲労となり、その上の筋肉の疲労に繋がります。
さらに腕を持ち上げることで、肘から上の上腕から肩にかけての筋肉を使い、筋肉は疲労していきます。
このように腕の筋肉の疲労は、筋肉を固くし、痛みの物質の乳酸が分泌されます。
そして筋肉の周辺を通っている末梢神経が硬くなった筋肉に圧迫されたり、乳酸等に刺激されたりして、その末梢神経が脳に痛みを伝えてしまいます。
但し、脳まで遠いので、その場所を脳が勘違いして「肩が痛い」と錯覚してしまうのです。
これらは脳の勘違いなので、肩をいくらマッサージしてコリを解そうとしても、肩の痛みは改善しません。
肩こりではなくほかの病気が原因?
片方の肩の痛みは、どういうときにそのような痛みが生じるかを考えて、その時どこの筋肉を遣っているのかを探りましょう。
そうして本当に凝っている筋肉を解してあげれば片方のひどい肩こりは改善できます。
また、同じ原理で、内臓の病気が隠れている場合もあります。
右肩は胆のうや肝臓、左肩は心臓関係の病気が隠れている場合もあります。
筋肉疲労を直しても片方の肩こりが治らない時は病気を疑ってみましょう。
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